７月の連休を利用して、１泊２日で、人生初めての本格的山登り･･･しかもあの「富士山」に（会社の仲間５人で）挑戦致しました。

京都駅９時集合のツアーバスに乗って、約６時間かけて富士山「吉田口」に到着。

すぐに準備・着替え。夕方５時くらいに、５合目より約２０人のパーティにて出発致しました。

この日のために服装は勿論、登山用靴・専用グローブの他、ストック・雨合羽、水分補給用飲料水・お菓子など、

完璧（!?）な準備をしてこの日を迎えたわけですが、火山灰の積もった道また道･･･行けども行けども景色は変わらず･･･

スタートから約１時間で、登り初めの楽しい気持ちはすっかり消え失せ、

ようやくたどり着いた休憩ポイントが、なんと“６合目”だと知らされた瞬間の“落ち込み”といったらありませんでした。

この調子でさらに上、８合目を目指すのですから、とんでもない距離と時間であることを改めて思い知らされました。

 

そして日は落ち、（街灯などない）闇夜に包まれる中、ようやく目的地の山小屋に着いたのが、夜中の１１時半💦

登る際、ほとんどお茶しか飲んでこなかったこのタイミングで、夕食にカレーライスを頂いたのですが、疲れ過ぎてしまってほとんど味がわからず。

しかもすぐに次の出発の準備をしなければならず、寝袋の中で横になったのが０時。０時４５分には皆が次々に起き出し、順次小屋の外へ･･･

夜中の１時出発で一気に山頂をめざしました。

 

途中、岩を這い上がるような険しい道もあって、思うように前には進めず。

歩き始めて３時間。昨日の疲れも癒えぬまま、常に「いつ到着するのか」というフラストレーションと戦いながら、頂上に着いたのが朝の４時過ぎ。

何とか４時３０分のご来光に間に合いました！

 

読者の皆様には、当然「感動の初登頂！」といった場面を想像されるかと思うのですが、

疲労困ぱいと、そもそも寒さが大の苦手な僕にとっては、一刻も早く平穏な地上の気温、環境に戻りたい気持ちが勝って･･･

プラスα、高所恐怖症と、風の強さに気持ちはすっかり折れまくっていましたので、無感情（!?）･･･

登頂→放心状態でした（泣）

 

そしてそして、念願の下山開始！（AM５時）

とにかく、逃げるように速足で下りましたので、多分パーティの中では一番早くに･･･７時半には元来た場所（５合目）にたどり着いていました。

 

登山中はとにかくゆっくりできないのと、元々食欲がなかったのも手伝って、登っている最中はほとんど何も口にしていなかったため、

ロッジの前に再び降り立ち、ペットボトルのお茶を飲み干した後、リュックから取り出したビスケットを口に放り込んだ瞬間･･･「旨い！」

あれは本当に格別、感動モノでした！

 

ただ･･･しばらく「山登り」は遠慮しようかな、と思っています（笑）